FUEとは|その他の植毛法との違いと特徴を解説

植毛に関して調べていると「FUE」という言葉に出くわすことがあります。FUEとは植毛手術の方法の一つです。では、いったいどのような手術なのか? 特徴、メリット・デメリット、費用、手術時間などについてお伝えします。


FUEとは

FUEはFollicular Unit Extractionの略。日本語に訳すと、毛包単位での抽出になります。

FUEの最大の特長は、メスを使わないこと。そのため、後頭部や側頭部に線上の傷跡を残すことがありません。また縫合や抜糸といった工程を省略できます。

 

FUEでは、皮膚を切除する代わりに、1mm前後のパンチを使って毛包をくりぬいていきます。

極小の穴を空けるだけなので、かさぶたになりにくいなどの利点もありますが、高度な技術を要するため限られたクリニックでしか手術できないという欠点もあります。

最近は、機械でパンチのような穴を空ける、ダイレクト法を採用するクリニックも存在します。

 

FUEの手術内容

1.ドナーを採取する部分の髪の毛を短く刈り込みます

2.パンチという専用の器具を使って、1mm前後の穴を空けて、毛包ごと採取していきます。

3.採取したドナーを、実体顕微鏡(マンティス)をのぞきながら株分けします。

4.株分けされたドナーを保存液に入れて、保存します。

5.頭皮にホールを作成します。

6.ホールに株分けしたグラフト(毛包単位での毛の呼び名)を移植します。1グラフトには1~4本程度の髪の毛が生えています。

 

FUEのメリット

FUEの最大のメリットは、メスを使わないため、線上の傷跡が残らないことです。正確にいうと、小さな穴状の傷跡が残りますが、ほとんど目立ちません。傷跡が目立たない分、自然に発毛している雰囲気になります。

また皮膚が硬くFUT(皮膚ごと切除する植毛手術)が難しい人にも、おすすめです。

 

FUEのデメリット

FUEはパンチを使って毛包ごとくりぬくため、毛根を切断してしまうことが多いです。損傷した毛根を移植しても、抜け落ちてしまうので、生着率は75%程度とFUTより落ちます。

また1回に採取できるドナーの数に制限があるため、広範囲の植毛には向いていないです。

内容によっては、2回にわたって、手術を受ける必要が出てきます。

ただし、高い技術を持ったクリニックでしたら、短時間で終わらせることも可能です。

 

FUEの手術時間

FUEは、一つ一つの毛包を、パンチでくりぬくため、1回の手術で500~1000株程度しか採取できません。時には、一度の手術で終わらないこともあります。

手術回数が増えると、身体的にも経済的にも負担が増します。

そのため、FUEは生え際など狭い範囲内での植毛に有効です。

 

FUEにかかる費用

保険適用外のため、クリニックによって値段は変わります。移植する範囲、本数などによって変化しますが、FUTの2倍程度、100万円近くはかかるつもりでいてください。

 

FUEの術後の経過

FUEはメスを使わないからといって、全く傷跡が残らないわけではありません。1mm程度の丸形の傷跡がぽつぽつと残ります。しかし、吸引した傷口は、2~3日程度でなくなってしまいます。傷跡も小さいため、髪の毛で隠せば、ほとんど気づかれることはありません。

術後の回復が早いため、周囲から植毛をしたと分かりにくいのもメリットの一つです。

 

こんな人におすすめです!

・薄毛に悩んでいるけど、まだ進行が浅い人

・生え際などピンポイントでの植毛を希望している人

・メスを使う手術に抵抗がある人

・傷跡を残したくない人

・皮膚が硬くFUTが向いていない人

・術後、早く回復したい人
 
FUEの人気クリニックをまとめましたので、気になる方は見てみてください。
FUEで選ぶ植毛クリニックランキングベスト5


生え際だけなど、ピンポイントでの対策ならFUEがおすすめです

FUEはメスを使わないため、傷跡を残したくない人には特におすすめです。また切除の工程がないため、麻酔が切れても痛みが発生することはほとんどなく、手術自体も楽です。ですが、毛根切断率が高く、毛髪の定着率が低い、広範囲への移植は向いていないなど、デメリットもあります。

ほかの方法と比較検討して、最も良いと思ったら、選択するようにしましょう。