ロボット植毛とは|その他の植毛との違いと特徴を解説

AIなど機械化の波が押し寄せる現代、植毛業界でも、植毛ロボットなるものが登場してきています。ロボットにも種類がありますが、自動でドナー採取や移植をしてくれたり、内臓のCCDカメラで髪の毛の向き、流れ、高さ、密度などを細かく把握してくれたりすることで、手術を助けてくれています。ここでは、そんなロボット植毛について解説します。


ロボット植毛とは?

ロボット植毛とは、ロボットの力を借りて、ドナーの採取、株分け、移植などの工程を行う手術方法です。日本ではまだ珍しいですが、人手が不足しているクリニックでも、植毛ロボットを導入すれば、より大勢の人に植毛を行えます。技量不足も補ってくれるため、手術ができる医師も増えます。

 

ですが、植毛大国のアメリカでは、自然に仕上げるには人手が欠かせないという理由で、ロボット植毛はそこまで流行していません。

日本でも、各工程を全自動で行うロボットはありますが、ロボットの情報収集能力だけを借りて、実際の施術は医師がすることが多いです。

 

ロボット植毛のメリット

ロボット植毛の最大のメリットは、執刀する医師の技量の差が出にくいところです。

植毛の手術時間、定着率などは医師の腕が深く関わってきます。

たとえ同じクリニックに依頼したとしても、ある医師が施術したら定着率は95%、それ以外の医師の場合はもっと下がるということもあります。

 

ロボット植毛の場合、機械の力を借りるため、誰でも同じように手術できます。

 

特にFUE法に関しては、医師が一つずつの毛包をパンチでくりぬくより、機械が行ったほうが、正確かつスピーディーに作業ができます。

 

ロボット植毛のデメリット

ロボット植毛は、最新のロボットを使用するため、費用が高額になりがちです。導入しているクリニックも少ないため、住所によっては遠方のクリニックに足を運ぶ必要があります。

 

また大型ロボットが自動でドナーを採取するため、広範囲で剃髪しなくてはならないという問題もあります。

 

植毛ロボットのなかには、ドナー採取や移植工程を全自動でしてくれるものもありますが、ロボットに人間と同等の精度を求めるのは難しく、毛根切断率や生着率に影響を与えることがあります。ほかにも、ロボットによっては、頭髪にへこみや傷が残る、生え際が不自然になってしまう、密度が低いなどの苦情が寄せられることも。

そのため、内蔵のCCDカメラで髪の角度、向き、密度、本数を正確に把握するためにロボットを用いて、実際の施術は専門の医師が行うことも多いです。

 

人間とロボットどっちがいい?

現代のテクノロジーの進化はすさまじく、それは植毛ロボットにおいても同じです。しかし、植毛にはドナーの採取、株分け、移植など精緻さが求められる工程が多く、また人によって毛包や髪の毛、皮膚の状態もさまざま。その都度、対応を変えなくてはなりません。

 

そのため、成り立ての医師はまだしも、熟練の医師に敵うロボットはまだ出てきていないというのが現状です。しかし、植毛ロボットは、人間では気付けない・見えない、人体の細かい部分まで発見することができます。その情報をもとに、より精度の高い手術をする医師が今後増えていくことでしょう。

 

こんな人におすすめです!

・医師の技量に左右されたくない人

・最新の植毛技術を試してみたい人


ロボット植毛も検討の余地あり!

ロボットというと、人間と異なり、故障や操作ミスなども発生するため、不安を覚える人もいるかもしれません。しかし、現代の植毛ロボットの技術は素晴らしく、今後、人手不足解消のためにも、より多くのクリニックが導入する可能性があります。まだ費用が高額、設置しているクリニックが少ないなどの欠点はありますが、将来的にはロボット植毛が主流になる日も来るかもしれません。